第12話

幸せな犯罪


まあ犯罪行為といっても、いろいろですな。
可愛げのある微罪から、恥ずかしいもの、、ほら、、覗きとか
スカートの中を、、、、とかね、、

ある岩、残虐極悪非道、月夜の晩に女の子の首筋をかじったり、
テロ行為的なものなど、、

詐欺的なものわ多いですね、、

記憶に新しいのわ、 例の、、あれですよ、、
”お金儲けわ、悪いことですかっ!”
ってやつですね。

しもべのたけちゃんと、2人だけで流行ってました、、

”あなた聞いちゃったでしょ?って言われたら、、
聞いちゃってるんですよねえ、、


2人の間でわ、”聞いちゃった” が、
会話の中でいろんな単語に変化するんですが、、

あと犯罪とわ関係ないですが、やはり流行ったのが

”どんでん返しですね、、、”
”ははっ、どんでんわ返さんでしょー、、”
”あははっ、そうですよね、、
どんでんわ返しませんよねえ、、”


傍で聞いてる人わ、きっとこの2人わ
脳障害の可哀想な人だと思うでしょうなあ、、

く、、くだらん、、


店にもたくさんのスパムメールが来ます。
未だに出会い系のスパムわ多いですな。

ものすごい内容なので書けませんが、、

必ず最後に”拒否の方わこちら”、、と
メールリンクがありますが、送ったら最後、、
もっとすごい数のスパムが来ることでしょう、、

こいつらを朝、削除することから1日が始まるのです。


で、本題に入ろうかな、、

ほらあれだ、、その、、このBLACK HOLEにも
前に登場していただいてる、、(第4話)
御姉妹の2人のお若い時、、、

つまり高校生くらいのときの、
とても微笑ましく、センスを感じさせ、その後の世渡りの
巧みさの片鱗が垣間見える、尊敬すべき行為というか、、

素晴しい発想というか、見習うべき犯罪、、なんでしょうか?
とにかく関わった被害者(妹Jさんだが)も含め、全員が
幸せになったという、、 まあそのご紹介を、、


お2人わ、お姉さんがYさん、妹さんがJさんという、、

もっとも最近わ、Yさんわ、あまりの男らしさにY男さんとか、
兄さんとか呼ばれてしまっているのだが、、

Yさんの名誉の為に逝っておきますが、
きれいなかっこいい女性です、、たぶん、、


お2人が、高校生の時、、らしい、、

ある時Yさんが、 学校から帰ってくると、妹Jさん宛ての
Uビンブツを見つけたことから始まった、、

まあ、何の気なしに開けてみたくなったらしい、、
その時点で既にいけないことなのですがっ!

で、開けてみると中に
ディズニーランドの招待券というか、パスポートというか
まあそういったモノが4つほど入っていた、、

で、中にあった文書だかを読んでみると、
どうも妹Jさんが、何か応募して当選したものだったらしい、、

普通ならそこで、”いいなあ、、”で終わって
妹さんに”何か当たってたよ、、”などと逝って
渡しますよね?

しかしそこがYさん、私共凡人と違う、天災詐欺師です!!

すぐ渡すなどとわ、微塵も考えなかったそうです。

そのかわり、瞬時にあるアイデアが浮かび、
それによって誰も不幸にならないことを、検証、理論武装、
大義名分を確認し、 即実行に移すという
素晴しい行動力を発揮されました。


まず、そのディズニーランドのチケットとやらわ、
Yさん自身が手に入れたことになってしまいました。

妹Jさんわ、まさか自分が当たってるとわ思わないだろう、、
応募したことすら随分前だし、忘れているに違いない、、

という深い洞察が根本にあったと推察される、、
素晴しい、、

で、そこえ妹Jさんが帰宅。

ここから天災詐欺師Yさんと、妹Jさんの会話。


            Yさん--” あんたさあ、、ディズニーランドのチケットいらない?”

            Jさん--” 何それ、どうしたの?”

            Yさん--” いや友達と逝こうと思って買ったんだけど、逝けなくなっちゃって、、
                  4枚あるんだけど、あんた友達とかと逝くなら
                  ¥2000で譲ってあげるよ”

            Jさん--” うそー!じゃあ買う買う ”

                   案の定食いついた、、思うツボである、、
                   ¥2000わ、確か当時のチケット代の半額くらい、、
                   格安感たっぷり、、

            Yさん--” ぢゃあ4枚で¥8000だけど、あんたわ妹だからタダであげるよ。
                  だから友達の分¥6000でいいよ  ”

                   、、このトドメの一言、、うーむ、、天災だ!!

            Jさん--” ありがとー、、おねーちゃーん、、”


一瞬にしてYさんわ、¥6000という利益をあげ、
Jさんわ、タダでディズニーランド逝けると思い込み、
Jさんのお友達も格安で逝けたわけです。

誰も損をしていないんです、、
真相を知っているのわYさんだけ、、

ほらね、、皆が幸せになれたでしょう?

見事な完全犯罪、、
カンペキ、、おーりょー、、ですかねえ、、?


この話にわ、後日談があります。

それから10年後、、、


大人になり、就職し、結婚もして
天災詐欺師Yさんわ、ある日そのことを告白というか、
自白することにしました。

”もう10年くらい前の話だしー、もう時効かなーと思ってー、、
で、私もちょっと罪の意識あるしー、、”

とかほざいて、妹Jさんに洗いざらい自白したのです。

妹Jさんわ、愕然となり、、ヘナヘナと、、ああ、、

もちろん天災詐欺師Yさんに、罪の意識など有馬温泉。

口でそう逝ってるだけで、本当わ、
真実を知ったJさんの、驚いた顔を見て楽しむために
告白したのです。

素晴しい、、楽しそー、、

こういう方が、大きなM社のかちょー、、などという役職に
就いておられ、たくさんの男性社員を部下として
こき使い、自分に甘く、部下に厳しくという
私BOSSも理想とする理念を実践し、
部下に呆れられつつも、慕われているらしいという
何とも裏山しい方であります。


余談ですが、ついこの前、
朝の7時半頃、お店の近くで
お互いはっきりと朝帰りとわかる形でYさんと
遭遇しました、、あはは

はい、私も同罪です。
遊ぶ体力、気力も大事ですな、、


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